アライアンスとは、契約に基づいて複数の会社が同じ目標のために協力することで、戦略的提携ともいわれています。
また、基本的に契約に基づいて協力するものでM&Aと違い、アライアンスは経営権の移転がありません。
アライアンスの後は、ライバル関係にお互いになることがあるため、協力しながら相手会社のノウハウや技術をできるだけ多く吸収しようとします。
つまり、アライアンスをしている時は、競争と協力が同時に行われている状況になります。アライアンスの目的としては、それぞれの会社のメリットを活用して経済的なシナジー効果をもたらすことです。
特にグローバル企業の場合は、世界中の会社と競争する必要があるため、別のグローバル企業に打ち勝つ商品やサービスを開発しなければ、競争に負けてしまいます。
そのため、同業他社でもアライアンスをすることによって、お互いに得意なジャンルを活用して技術開発ができます。
アライアンスによって、高い競争力の元、商品開発ができ、経済的なシナジー効果がそれぞれの会社に生まれるようになります。
なお、複数の会社で商品を開発する方が、有効に経営資源を活用することができます。